[review] Monster (2004~2005) 알기 쉬운 현대 애니


무려 74편짜리 장편임에도 질리지 않고 끝까지 마음 졸이며 보았던 웰메이드 아니메!
다양한 배경과 여러 등장인물들이 얽히고 설켜 있는, 그리고 한 사건 한 사건이 구불구불 엮여 있는 탄탄한 구조.
무엇이 어디서부터 잘못 된 것인지 끝까지 고민하게 만드는 주제의식과 매력적인 캐릭터들.
멋지다.


<あらすじ>

1986年、天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、ハイネマン院長の娘エヴァと婚約し、ゆくゆくは外科部長から院長という出世コースを掴みかけていた。医師として漠然とした疑問を感じつつも、深く考えることなく手術を重ね、研究に打ち込んでいた。

そんなある日、西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる。Dr.テンマは、院長の命令を無視してオペを担当し、ヨハンの命を救う。しかし、院内の政治力学によって、テンマの順風な状況は一変し、出世コースから転落する。そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生。同時に、入院中だったヨハンと双子の妹が失踪する。

1995年、外科部長として職務に励んでいたテンマの前に、美しい青年に成長したヨハンが現れる。テンマの患者ユンケルスを目の前で何の躊躇もなく射殺し、過去の殺人を告白するヨハン。自らの責任を感じたテンマは、怪物ヨハンを射殺するために、ヨハンの双子の妹アンナに会おうとする。殺人犯の濡れ衣を着せられ、キレ者のルンゲ警部に目をつけられたテンマは、ドイツを逃亡しながらヨハンを追跡するのであった。


<キャラクター>
1.天馬賢三(てんま・けんぞう)(CV.木内秀信)
本作の主人公。ドイツ・デュッセルドルフのアイスラー記念病院で働く日本人脳外科医。1958年1月2日生まれ、神奈川県横浜市出身。実家は市有数の総合病院を経営し、父親は院長(※ドイツでの周囲の人物に対しては「小さな病院の開業医」と話していた)、母親は元医学雑誌の編集者。異母兄が二人いる(※長兄は銀行員、次兄は医者であり無医村で医療活動中)。デュッセルドルフ大学医学部卒。日本で通っていた学校は、小・中学校は公立、高校・大学は名門私立校に進学し、医学部に入学する。“天才”と周囲の誰もが認めざるを得ない程の手術の腕を持っている。頭脳明晰で社交性も富んでおり、周囲の誰からも慕われる存在。集中力が高く、銃の技術もヒューゴー・ベルンハルトに満点と評された。仕事に対しても真面目で、人を助けることに人一倍の情熱と責任感を持っている。そんな人柄から、患者の誰からも慕われる。

1986年、ハイネマン院長からの業務命令を医学的倫理の観点から無視し、先に運び込まれていた「強盗事件」の被害者(ヨハン)の手術を執刀。9年後、ヨハンが殺人鬼であったと知り、彼を怪物化させた事に、深い負い目を感じ苦悩する。そして、ヨハンが行った殺人の容疑者として指名手配されながらも彼を抹殺する為、追跡の旅に出る。ルーエンハイムの事件後、ルンゲ警部の証言などによって無事無罪が証明され、その後は、再び病院内で出世するものの、自ら退職し国境なき医師団に参加した。

2.ヨハン・リーベルト(Yohan Liebheart)(CV.佐々木望)

本作のキーパーソン。金髪碧眼、完璧な頭脳と美貌を持つ。テンマが追い続ける、人並外れた頭脳とカリスマ性を持つ“怪物”。1975年5月生まれ。子供の頃から驚異的なカリスマ性を持ち、天才的な洗脳者にして扇動者。幼い頃から人の心に入り込み、相手を思いのままに操る術を備えていた。語学堪能で、少なくとも独・英・仏・羅・チェコ語をほぼ完璧に話せる。人の命を何とも思っていない、冷酷無比な殺人鬼。殺人の手段もまちまち。特にターゲットへ何らかの深い思い入れがある場合は、じわじわと真綿で首を絞めるように周到な計画で追い詰めていく。父親はドイツ系チェコスロバキア人の士官候補、母親はブルノ大学で遺伝子工学を学んだ才女。両親の出会いはフランツ・ボナパルタの実験による意図的なもの。実験から逃れた母親と妹(アンナ)と共に、プラハの「3匹のカエル」の家で暮らす。数年後、ボナパルタにより妹が“赤いバラの屋敷”に拉致されるが、実験の途中段階で彼女は逃がされ、母親は2人を置いて失踪する。妹の話を聞いてボナパルタの実験の記憶を共有、そのころから次第に、絵本『なまえのないかいぶつ』の怪物と自分を重ねる。アンナと共に、チェコを逃亡するも国境付近を彷徨い、瀕死の状態になっていた所をヴォルフ将軍に発見される。ヴォルフ将軍によって入所させられた施設「511キンダーハイム」を、教官や生徒達を扇りたてて殺し合わせることで崩壊させる。アンナと共に東ドイツ貿易局顧問、リーベルト夫妻の子として西ドイツに亡命。リーベルト夫妻を殺害した際にアンナによって頭部を撃たれるが、搬送された病院でテンマによって命を救われる。その後、命の恩人(テンマ)の恨み言を耳にし、テンマが口にした病院の人間を毒殺すると、アンナと共に忽然と病院から姿を消す。そして9年後、再びテンマの前に姿を現す。

病院から失踪後も、それまでと同様行く先々で養父母となっていた夫婦や老婦人を殺害していった。また、15歳にしてマネーロンダリングを行う「闇の銀行」の頭取として君臨し、突如姿を消すことで裏社会に大きな混沌を巻き起こしたと言われている。その後は母親の親友(マルゴット)を端緒に、経済界の大物(シューバルト)の周囲の人間を殺害していき、彼に成り代わろうとするが、絵本『なまえのないかいぶつ』を読んだことで心変わりし、記憶の彼方にあった自らのルーツを追い始める。自分の中にあると思っていた「かいぶつ」は実は外側にあり、フランツ・ボナパルタであったと気づく。

プラハの「3匹のカエル」の家で暮らしていた頃、母親にアンナと見分けがつかぬよう女装させられていた。青年に成長してからも再三に亘りアンナ・リーベルトを名乗って女装し、相手から情報を引き出したり殺人を行う際などに利用していた。その姿はニナと瓜二つで、スーク刑事に思わず一目惚れさせるほどの美しさだった(唯一スークの母親には、男と見抜かれていた)。

ボナパルタが余生を過ごしていたルーエンハイムにて、大量殺戮事件を企て実行するも、頭部を撃たれる。テンマの執刀する脳外科手術により再度命を救われ、意識が戻らぬまま病院に入院していたが、テンマが見舞いに来た後姿を消す。

3.二ナー・フォルトナー/アンナ・リーベルト(Nina Foltner/Anna Liebheart)(CV.能登麻美子)

ヨハン・リーベルトの双子の妹。1975年5月生まれ。幼少時はボナパルタの実験から逃げ出してきた母と、ヨハンと共に、プラハの「3匹のカエル」の家で暮らす。数年後ボナパルタが、双子の内1人を拉致しに来た際、母親の選択で“赤いバラの屋敷”へ連れて行かれる。その後、母親は失踪。“赤いバラの屋敷”から逃亡し、兄と共にチェコを逃亡するも国境付近を彷徨い、瀕死の状態になっていた所をヴォルフ将軍に発見される。ヴォルフに名前を付けられた2人は、西ドイツへ亡命した貿易商のリーベルト夫妻に引き取られる。兄が夫妻を殺害した光景を見た際、今まで親切にしてくれた人々の死はヨハンの仕業であると知り、恐怖と怒りに打ち震える。そしてヨハンの指示通り、その額に銃弾を発射、銃の指紋を拭いて窓から投げ捨てる。2人はアイスラー記念病院に収容されるも、茫然自失になった状態で病院を失踪した。その後、養父母フォルトナー夫妻に引き取られ、20歳になるまで育てられる。平穏な家庭で過ごし平凡だが楽しい大学生活(ハイデルベルク大学法学部在籍)を送るも、幼少時の記憶はなく、フォルトナー夫妻の実子だと疑わず生活していた。夫妻が殺害された際にテンマと出会い、殺人を繰り返す兄を食い止める為、大学を休学。追い続ける過程で次第に記憶を取り戻していく。

学業は常に優秀で、性格や思考は兄とは正反対。怒りに駆られた時の眼は、兄を彷彿させる。図書館で命を救われて以来、テンマに好意を寄せている。合気道の経験があり、道場では一番強かった様子。19歳の時点では検事志望だったが、一連の事件後には弁護士を志望する。

4.ディーター(Dieter)(CV.竹内順子)
511キンダーハイムの元スタッフだった里親(ハルトマン)に虐待を受けていたところを、テンマに助けられた少年。テンマやニナを慕って常に旅に同行する。フランクフルトではトルコ人街を火災から守るため奮闘した。サッカー好きで、テンマからもらったサッカーボールを常に持っている。

5.エヴァ・ハイネマン(Eva Heinemann)(CV.小山菜美)
アイスラー記念病院院長の娘。テンマに愛憎両方の感情を持つ屈折した人物。テンマの元婚約者で、テンマが院長命令を無視してヨハンの手術を行った為に婚約を解消する。性格は高飛車で傲慢。一度失敗をすると立ち直る力を持っておらず、自暴自棄に走りやすく精神的にも脆い。そのため、日常的に昼間からウォッカなどの強い酒を飲むなど、アルコール依存症である。人一倍寂しがり屋だが、素直に人に甘えられない。テンマの無実を知っていたが、自分の人生を台無しにしたとして彼に激しい恨みを持つ。その一方で彼のことを忘れられずにいる。テンマに振られてからは、酒浸りの日々が続いている。その間3回結婚したが全て離婚している。その後、ユンケルス殺害事件で真犯人・ヨハンの姿を見ていたことから、ロベルトに命をつけ狙われる。チャペックの依頼でヨハンの首実検を行なった後、用済みとして始末されかけるが、マルティンの命を賭けた行動により逃がされる。マルティンの死を契機に酒をやめ、これまでの行動を深く悔いて、ライヒワインの元に庇護されテンマの無実を証言。全てが落着した後、キッチン・コーディネーターとしてデュッセルドルフで新たな人生を歩む。

6.ルンゲ警部(Inspector Lunge)(CV.磯部勉)

BKA(ドイツ連邦捜査局)警部。局きっての敏腕で、今までに解決できなかった事件はないと語る。驚異的な記憶力を持ち、キーボードを打つ仕草をすることで頭の中のコンピュータへ入力し、いつでも完璧なデータを取り出す事ができる。そして詰め込まれた客観的事実から、犯人の気持ちになりきり犯行を予想していくという主観的な推理によって、犯人の動機や殺害方法を導き出す。一人で旧チェコスロバキア秘密警察のボスに会いに行くなど度胸も据わっており、ロベルトと互角に渡り合うなど銃及び格闘の腕も確かなもの。執拗な捜査姿勢と、単独行動主義な性質から、周囲と齟齬が絶えず衝突も度々起こす。妻と娘がいるが家族関係は希薄で、娘の妊娠にさえ気づかなかった事を機に愛想を尽かされ逃げられる。さらにドイツ民主党候補ポルツマン議員のスキャンダルを深追いし過ぎて、その議員の秘書を自殺に追いやり、警察署内での地位も失う。

アイスラー記念病院でヨハンが起こした殺人事件では、犯人をテンマとみなし、ヨハンをテンマの二重人格の一つであると結論付けるが、事件の真相を次第に追いつめていく内に、ヨハン・リーベルトの存在を確信し始める。ヨハン誕生の鍵を握るフランツ・ボナバルタを追い、ルーエンハイムへ。その町で再会したテンマに謝罪し、ヨハンの手による殺戮を食い止めるため、殺戮の実質的な指揮者ロベルトと激しい死闘を繰り広げた。事件後、警察大学の教授になり、娘とは電子メールで会話をするようになった。欧州刑事警察機構行動科学課特別顧問に任命されている(課自体は未創設)。

7.ヴォルフガング・グリマー / ノイマイヤー(CV.田中秀幸)

フリージャーナリスト。1954年生まれ。東ドイツに存在していたと言われる謎の孤児院・511キンダーハイムで行われた非人道的な教育等を追究している人物。ドイツ統一前はジャーナリストという表向きで、世界各地でスパイ活動をしていた。自身も511キンダーハイム出身で、14歳以前の記憶が殆ど無い。名前はその孤児院で付けられたもので、本名は不明。普段は笑顔で、一見人が良さそうだが、自分の感情を自然に表現することが出来ず、日常的な場面での表情は、状況に応じてどのような表情をすべきかを学んだ結果でしかない。

スパイ時代に妻子を持つが、息子の死を機に家庭が破綻。息子の死を前にどう反応すべきか分からない彼に、妻は「あなたの心の中には何もない」と言って去っていった。窮地に陥ったり激しい怒りに駆られると、突如として痩身の外見からは想像もつかない超絶的な力と凶暴性を発揮し、敵対する人間を殴り殺す。正気に戻った時、その記憶は無い。自身は、孤児院で昔見たアニメになぞらえて、この別人格を“超人シュタイナー”と呼んでいる。ボナパルタによると一つの症例で、この症状が見られた子供の殆どは自殺した。

チェコで511キンダーハイムについて独自に調査を進めていたが、ヨハンの妨害によりその核心には後一歩というところで届かなかった。その過程でヨハンによる一連の殺人事件に関わり、その容疑者となっていたスークの疑いを晴らすため、自分が真犯人であるとの手紙を送り、警察に追われる身となった。テンマと別行動をとってからは、独自にフランツ・ボナパルタの調査を進め、その所在を突き止めることに成功。ルンゲと同時期に、ルーエンハイムでボナパルタ本人を発見する。グリマーはボナパルタを裁きの場に引き出す為、町で虐殺を繰り広げるヨハンやその部下達からボナパルタを守ろうとする。殺し屋達相手に説得も試みるが、少女が射殺されるのを目の当たりにし、怒りを爆発させる。結果、“超人シュタイナー”ではなく自らの意思でヨハンの部下達を倒すが、自らも瀕死の重傷を負う。駆けつけたテンマとボナパルタの前で、失われた感情を取り戻し、息を引き取る。その死を見てボナパルタは過去に自分が行った行為を涙ながら深く悔いた。

8.ヒューゴー・ベルンハルト(CV.山野史人)
歴戦の傭兵で、東南アジアの戦線などで活躍。ドイツの郊外に射撃訓練所を構え、逃亡潜伏中のテンマが銃の扱いを身につけるために訪れる。軍人時代にミャンマー人女性を射殺、その娘を養女として引き取る(その少女は、ヒューゴーに心を開かなかった)。テンマが訓練所を去った後、ルンゲから取調べを受ける。その際、テンマの射撃の腕に関しては「実戦で力を発揮できるかどうかは別として、腕は悪くない。集中力に関しては抜群」と評する。テンマに訓練をつけていくうちにその人柄を知ったためか、行き先について問われた時は黙秘した。また養女である少女も、テンマと過ごしていくうちに感情を取り戻し、ヒューゴーにも心を開くようになった。

9.オットー・ヘッケル(CV.安原義人)
金にがめついこそ泥。シュプリンガー夫妻殺人事件でテンマと出会い、逃走中のテンマにもぐりの医者の仕事を紹介する。料理が得意。後半からは全く出番が無かったが、最終話で再登場し、南フランスにいた双子の母親を探し出す手助けをした。

10.ルーディ・ギーレン(CV.菅生隆之)
凶悪犯罪者の精神分析を行なう犯罪心理学者。テンマとは大学の同級生。常に大学トップの成績を保っていたが、テンマが転校してきてからその座を奪われ、以来テンマに対して嫉妬心、コンプレックスを抱く。そんな因縁もあって、初めはテンマの主張する“怪物”ヨハンが、テンマのもう一つの人格なのではないかと疑うが、テンマの話から過去のわだかまりが解けて、警察の包囲網からテンマを逃がす。後にヨハンが実在する事を悟りテンマ救済に尽力する。

一度結婚していたが、妻は犯罪者の精神分析にのめり込む彼に嫌気が差し、離婚して家を出て行ったため現在は独身。事件後、ヨハン事件について『怪物への道』という著書を刊行し、大ベストセラーとなった。

11.ユーリウス・ライヒワイン(CV.永井一郎)
精神分析医。1937年生まれ。テンマの大学時代の恩師であり、現在は心理療法センターを開いている。元国境警察の警察医だった経歴も持ち、空手と柔道の有段者。クライアントであったリヒァルトによる調査とその死をきっかけにヨハンの存在を知り、自らの教え子でもあるテンマの救出に尽力する。

12.フリッツ・ヴァーデマン(CV.大林隆介)
「冤罪晴らしの達人」と評される辣腕弁護士。逮捕されたテンマの弁護を請け負う。父親のシュテファンはドイツ人追放で故郷を追われたドイツ系チェコ人であり、西ドイツでスパイ容疑で禁固刑を受け、1972年に獄死。そのせいで幼少期からスパイの子供として奇異な目で見られる。その後の裁判で父親の事件は冤罪と立証し、一躍時の人となる。裁判過程で実際の父親は東ドイツ側のスパイであることを知り、深い苦悩を抱き、以来人を信用することが出来なくなった。また父親はボナパルタと親交があり、“赤いバラの屋敷”の実験にも関わったと思われていたが、スークと共に担当した朗読会の証人への事情聴取で父親が証人へ「虹の彼方に、きっといい所がある。」「君もこんな所から早く逃げろ」と語っていた事実を知り、真意に触れて心を救われる。後にテンマは勿論、死んだグリマーの潔白をも完全に証明した。物語の途中で妻との間の子供が生まれる。

13.ロベルト / アルフレート・バウル(CV.勝部演之)
511キンダーハイム出身。ヨハンを崇拝する、殺人のプロ。ヨハンにとって都合の悪い人物を次々と抹殺してゆく神出鬼没な大男。アンナの養父母殺しの犯人(ミュラー)のボディガードとして登場。その際にはニナでさえ殺そうとした。ミュンヘン大学図書館で、ヨハンを狙うテンマの前にシューバルトを撃つため現れた。その際、テンマに右腕を2発撃たれて転落。テンマが逮捕された際、アルフレート・バウルと弁護士を装って再登場し、エヴァの命を狙うと脅迫した。ルーエンハイムで住民の殺戮を指揮していたが、ルンゲとの死闘で致命傷を負いヨハンに「終わりの風景を見せてくれ」と言い残して絶命。カレル・ランケの甥のアドルフ・ラインハルトである。

14.赤ん坊(CV.熊倉一雄)
フランクフルト極右界の大物(※ヴォルフやチャペックなどの闇の組織の幹部よりは下位にある)。ネオナチグループ「純粋ドイツ民族党」「変革と前進党」の幹部も務める。外国から移民してきた住民(トルコ系?、一部中国系の華人もいた)を一掃するためフランクフルト焼き討ちを計画するがテンマとニナによって防止される。"赤ん坊"というのは通称で、本名は不明。一時期なぜか語尾が「~でちゅ」と赤ちゃん言葉になっていたが、チャペックと共に再登場した時には普通の話し方に戻っていた。本当にチャペックの下でヨハンをコントロール出来ているのかという不安に駆られ、クリストフとの確執も重なって気晴らしにボディガード無しで行動した夜、ヨハンの命を受けた女により殺される。

15.ギュンター・ゲーデリッツ(CV.家弓家正)
ドレスデン大学の教授。ヨハンをリーダーに511キンダーハイム出身者を統率するという計画を実行する闇の組織の4人の指導者の1人。ヨハンをアドルフ・ヒトラー以上の人物であると崇拝するが、ヨハンの顔も居場所も知らなかった。デザートを美味そうに食べるのが印象的で、ニナにも何度も果物を食べるよう勧めたりする等、果物好きである事を窺わせる。ニナを餌にヨハンをおびき寄せようとし、自分らをキリストの才能を最初に見出した“東方の三博士になぞらえ悦に入っていたが、その誘い方に不快と思われたヨハンによって部下たちもろとも殺される。

16.ヘルムート・ヴォルフ(CV.北村弘一)
旧東ドイツの将校で、闇の組織の4人の指導者の1人。ドイツとチェコの国境をさまよっていたヨハンとアンナを保護し、二人の名付け親となり、ヨハンを511キンダーハイムに入所させた。ヨハンをリーダーに511キンダーハイムのエリートを統率しようとしている闇の組織の指導者4人の内の1人だったが、ヨハンに家族・知人を次々と殺害され、「誰も自分がヴォルフであることを知らない」という恐怖を味わわせられ別人のように老け込む。フランクフルトでヨハンを追うテンマに接触し、ヨハンの抹殺を託す。その後プラハ内の病院で臨終間際にテンマと再会。チャペックとヨハンの陰謀を食い止めるようテンマに言い残し、“終わりの風景”を見ながら死去。

17.クリストフ・ジーヴァーニッヒ(CV.広中雅志)
欧州屈指の財閥ジーヴァーニッヒ家の御曹司で、若き跡継ぎ。マルティンから悪魔の弟子と揶揄される。父親のエルネストは闇の組織の指導者の1人であったが、急死した為その後釜に座った。高校生の頃学校のマドンナを妊娠させ認知せず父親の金の力で問題を解決するなどとやりたい放題していた。クリストフは実の子ではなく、東ドイツからの違法な養子斡旋によってエルネストの養子となる。511キンダーハイムの出身で、ヨハンが同孤児院を壊滅させた時のただ1人の生き残り。ヨハンと共に施設から脱出し、ヨハンとはよく世界征服の計画を話していた。その後自身やジーヴァーニッヒ財閥のスキャンダルの種をヨハンの力を借りて次々と抹殺していき、政治の世界への進出を目指す。ハルデッカー通りのアパルトマンでヨハンと待ち合わせていたところをエヴァに踏み込まれ、耳を撃ち抜かれる。反撃して銃を奪いエヴァを殺そうとするが、現れたテンマにまたもや撃たれる。ヨハンの居場所を白状するよう迫られ、テンマにだけ伝えた。闇の組織の指導者の4人の中では唯一生き残った。事件後、先代の遺族らと財産を巡り泥沼の訴訟争いに陥っている。

18.ペトル・チャペック(CV.田中信夫)
ボナパルタの直属の部下で、闇の組織の指導者4人の内の1人。チェコスロバキアとオーストリアの国境付近の出身。幼い頃から両親から勉強を押しつけられていた。成人して文部省の役人となり、その中でボナパルタと出会う。1989年の共産体制崩壊後、フランクフルトに亡命。ボナパルタの“朗読会”を聞いて以来、彼に心酔し、“赤いバラの屋敷”での実験にボナパルタと共に携わる。ニナが断片的に記憶する、プラハの家から彼女を拉致し、車の中で“彼(ボナパルタ)に嘘を言ってはいけない”と話しかける眼鏡の人物。ミランとは幼馴染。エヴァにパーティに出席してヨハンの首実検をするよう依頼し、ヨハンを利用しようとしたつもりが“赤ん坊”殺害を知らされ、逆に利用されていたことを思い知る。安全のため身を隠そうと別荘へ向かう途中、錯乱して“赤ん坊”の元ボディガードを殺したのが露見し、ニナに双子誕生の秘話を語り終えた後、他のボディガード達によって射殺された。

19.フランツ・ボナパルタ/クラウス・ポッペ(CV.野沢那智)
心理学者・脳外科医であり、チェコスロバキア秘密警察の元大尉。エミル・シェーベ、ヤコブ・ファロベック、ヘルムート・フォス等、幾つものペンネームを持つ絵本作家でもある。ドイツ系チェコスロバキア人で、後者は本名。父親はチェコ共産党の幹部、テルナー・ポッペ。

西ドイツ側を駆逐する為、エリートの子供を優秀な戦闘要員として育てる計画の主要人物であった。この計画の成果としてヨハンとアンナは生まれた。また彼は計画の一環として、自身の絵本を使い“朗読会”と称した子供の人格改造実験を行っていた。ヨハンが自分を知る人間を皆殺しにする行動の元となった、『なまえのないかいぶつ』は、エミル・シェーベ名義での作品の一つ。“朗読会”のノウハウは、ほぼ同時期に東ドイツの511キンダーハイムに取り入れられている。

実験の途中段階で、ヨハンとアンナの母親に恋心を抱いたことで変心。“赤いバラの屋敷”での成果報告パーティーにて、計画の関係者全員を毒殺し、アンナを逃がす。その後、ベルリンの壁崩壊直前に西ドイツに亡命。先祖の故郷ルーエンハイムでホテルのオーナーをして隠れるように暮らす。ヨハン&アンナ&その母親の4人での仲良く楽しい暮らしを追い求めるかのように、毎日のようにヨハンとアンナの絵を描いていた。物語のクライマックスで、ヨハンを撃とうとした際、ロベルトによって射殺された。

20.カール・ノイマン / カール・シューバルト(CV.関智一)
ミュンヘン大学の学生(経営学専攻)。シューバルトと娼婦であったマルゴット・ランガーの子。ヨハンと共に、シューバルトに本を朗読するアルバイトをしており、シューバルトに下手だと悪態をつかれながらも続けていた。養父母の下を転々としたのち、献身的な養父母のもとに落ち着き、養子になろうと決意。ヨハンによってシューバルトに実子だと認められて一緒に暮らす事となる。事件後は大学院に進学。

21.ロッテ・フランク(CV.氷上恭子)
カールと同じミュンヘン大学に在籍する女学生(文化人類学専攻)。情報収集と分析に長けている。シューバルトの身の回りの世話をするアルバイトをしていた。その際に朗読のアルバイトをしていたカールと知り合い、カールのよき相談相手となる。容姿にコンプレックスを抱いており、ニナと出会った当初はニナの美しさに嫉妬したこともあるが、後に二人は親友となる。カールに淡い恋心を抱いていたが、結局良き友人関係止まりで遂に恋は成就しなかった。事件後に大学を卒業し、探偵事務所に就職するも給与や福利厚生に関して経営者と諍いを起こし、一年で解雇され、その後は市場リサーチ会社に就職した。作家志望でもある。

22.ハンス・ゲオルグ・シューバルト(CV.羽佐間道夫)
バイエルン州の経済界の大物。「バイエルンの吸血鬼」の異名を持つ富豪。老いのためか、殆ど目が見えない状態。愛人関係にあった高級娼婦マルゴット・ランガーとその息子を捨てたことに、負い目を感じ続けている。カールを実の息子だと認めた後、ヨハンを自身の秘書にする。ミュンヘン大学に蔵書を寄贈する式典で、図書館が炎に包まれた際、命からがらテンマに助けられた。ルーエンハイムの事件後は息子のカールと静かに暮らす。

23.リヒァルト・ブラウン(CV.有川博)
私立探偵。元はミュンヘン署きっての敏腕刑事だったが、持ち前の強い正義感から未解決の事件に対しての苛立ちを募らせた挙句にアルコールへ走る。そんな中、511キンダーハイム出身で連続殺人犯の少年(シュテファン・ヨース)を射殺する事件を起こし、辞職に追い込まれる。妻子とも別れざるをえなくなり、何とか立ち直ろうとライヒワインのカウンセリングを受けていた。ある日大富豪シューバルトの依頼を受け、息子を名乗る人物の調査を始めた矢先、ターゲットの青年(エドムント・ファーレン)が自殺。不審に思い調査を進める内に謎の青年ヨハンの存在とシューバルトへの周到かつ邪悪な陰謀を察知する。ライヒワインからも完全に立ち直ったと励まされ、翌日に愛娘と会う約束をした直後にヨハンの訪問を受ける。ミュンヘン大学の屋上でシュテファン・ヨース事件の真相を追及され、精神的に崖っぷちへ追い詰められた末、ヨハンにウイスキーを勧められる。程なくして泥酔状態で屋上から転落死。

24.シュテファン・ヨース
511キンダーハイム出身の少年。強姦殺人などを繰り返し指名手配されていた。 酔ったリヒァルト・ブラウン刑事によって射殺された事になっていたが、その後ヨハンとリヒァルトの会話から素面で射殺されたという説が浮上。

25.マルゴット・ランガー / ヘレンカ・ノヴァコバー(本名)
チェコ人の娼婦。1955年8月12日、プラハ生まれ。15歳の時チェコからドイツへ政治亡命。チェコ・スロヴァキアの反体制地下運動家だったらしく、同志かつ親友であったヨハンとアンナの母親も同じように亡命を計ったが失敗に終わった。ゲオルグ・シューバルトと関係を持ち、その後カール・ノイマンを生む。1992年に娼婦を引退して静かに暮らしていたが、1995年11月2日に他殺体で発見される。死の直前までヨハンらしき青年と同居していた。

26.ミハイル・イワーノヴィチ・ペドロフ/ラインハルト・ビーアマン(本名)
511キンダーハイムの院長だった人物。ベルリンの壁崩壊直後にチェコに亡命し、ペドロフと名乗りロシア国籍と偽ってプラハで無許可孤児院を経営していた。プラハでグリマーにかつて511キンダーハイムで行っていた実験及びその資料についての質問を受けるが、自身が行っていた実験は成功していて、ヨハンの出現によって実験に狂いが生じたと語った(※ヨハンが現れた時は院長の任からは外れていた)。プラハでは511キンダーハイムとは違い愛情をこめて子供を育てる教育を行っていた。グリマーが外で孤児院の子供達とサッカーをしに行っていた際、女装したヨハンによって射殺された。死の間際グリマーに511キンダーハイムの資料とヨハンのルーツのカギを握るテープの入っている金庫の鍵の場所を伝えた。

27.フィリップ・ゼーマン(アニメ版はゼマン)
プラハ署の警部でスーク刑事の上司。爪を切ることにこだわりを持つのが印象的な人が良さそうな警部だが、旧秘密警察の人間と関係を持ち、署内の旧秘密警察の人間の経歴を黙っている代りに多額の金を受け取っていたなど実際は汚職警官だった。ヨハンのルーツのカギを握るカセットテープを入手するため、テープの所持者であったペドロフが殺された時に取り調べをしたグリマーを怪しいと思い、旧秘密警察の2人の人間と共にグリマーを地下に監禁して拷問し、テープの場所を吐かせようとするも、拷問中に現れた女装したヨハンによって一味の1人が射殺され、自身ともう1人は豹変したグリマーによって殴り殺された。

28.ヤン・スーク
チェコ・プラハの刑事。警察署内部の旧秘密警察の陰謀に巻きこまれたのをきっかけに、グリマーと親交を深める。女装したヨハンに一目惚れして交流を持つも、ヨハンに嵌められて殺人事件の容疑者にされ追跡されるが、グリマーが罪をかぶったことで名誉が回復される。正義感が強く、曲がったことが嫌い。前途有望だが、共に“赤いバラの屋敷”関係者の聴取に当たったヴァーデマン弁護士には、マニュアル的な捜査だと批判される。

29.カレル・ランケ
元チェコスロバキア秘密警察の大佐で、秘密警察を母体とした闇組織の実質的な指導者。新体制後、闇社会のボスとして活動。チェコのどこかに隠されている、ヨハンと511キンダーハイムの実験記録を探し求めている。かつて自ら511キンダーハイムに入れた甥(アドルフ・ラインハルト)の動向を密かに探っている。「カレル・ランケ」の名前は仮名であり、本名は不明。グリマーとテンマにボナパルタの情報を初めて伝えた。

30.ギュンター・ミルヒ
現金強奪グループの構成員で、過去12回の脱獄歴のある囚人。テンマが収容された刑務所に服役しており、よく仮病を使う。チュニジアに行くことに憧れている。テンマのことを最初は不快な奴だと思っていた。外の仲間(グスタフとヘレーネ)と計画し護送車からの脱走を計画するが、護送車がグスタフを跳ねてしまい呆然としていたところをテンマの機転で脱走に成功する。グスタフをテンマと車でアイスラー記念病院の入口の前まで運んだ後、テンマの本当の人柄を知り、テンマと別れた。

31.ヤロミール・リプスキー(CV.池田秀一)
“赤ん坊”の部下。ペトル・チャペックの命令で、エヴァの護衛を命じられた男。アルコール嫌いで、エヴァに絡んだ酔っ払いを半殺しにした。恋人を殺した罪で8年間服役しており、エヴァと出会う3年前から”赤ん坊”の部下だった。女絡みの仕事が嫌いで、エヴァのことも最初は嫌っていた。エヴァを追って接近してきたテンマを叩きのめしていたが、エヴァの役目(上流階級のパーティに出席し、ヨハンの顔を確認する)が終わると、テンマの警告するとおりチャペックからエヴァを消すことを命じられる。クリストフに、飲んだくれた自分の母親を極寒の中で置き去りにして死なせたこと(マルティンのアルコール嫌いはここからきている)、薬物から更生しかけていた恋人が、昔の男によって再び薬に手を染め、それをマルティンに見られて自殺したこと、男はマルティンがその手で殺したが、恋人殺しの罪もかぶり服役したことなどを次々と言い当てられる。そして、母親も恋人も死にたがっていたのでマルティンはそれをかなえてあげただけであって、エヴァもきっと死にたがっているのだから望みどおりにするべきだと告げられる。

その言葉によって思い起こした自分の過去と、クリストフの背後の“怪物”ヨハンにおののいたが、悪魔の思惑通りに動いてはいけない、誰も死にたがってはいないと、命令に背いてエヴァと共に逃亡することを決断。エヴァを先に逃がし、差し向けられた殺し屋達と壮絶な銃撃戦を繰り広げる。殺し屋達を退けたが重傷を負い、テンマの元に担ぎ込まれる。そして、テンマにチャペックの陰謀やクリストフの情報を知る限り伝え、エヴァのことを託して絶命する。

32.ミラン・コラーシュ
歯科医。チェコからドイツへ亡命し、フランクフルトに在住。ボナパルタの部下、ペトル・チャペックとは幼馴染であった。亡命してきたチャペックをフランクフルトへ招くが、チャペックが行った“朗読会”の実験で息子は自殺。再開発で取り壊し寸前のトルコ人街に潜伏し、極右組織の幹部となったチャペックの抹殺を狙う。変死したトルコ人街自警団幹部の遺族5人と同居していた。テンマの制止を振り切って遂にチャペック暗殺を決行したが、失敗に終わり警備の警官隊に射殺される。

33.ベンヤミン・ヴァイスバッハ
ノルトライン・ヴェストファーレン州警察の警部。リーベルト夫妻殺害事件及びアイスラー記念病院医師3名毒殺事件の担当だった(因みに捜査権がBKAに移ったため担当からは外れた)。それから時が経ち、定年を間近に控えた最後の仕事で連続殺人犯の移送を任されるが、その殺人犯から双子の話を聞かされ、双子が絡んでいた過去の殺害事件の関連を疑問に思い、ギーレンとともに捜査を行った。


<スタッフ>
原作:浦沢直樹(小学館・ビッグコミックス刊)
監督:小島正幸
キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる
キャラクター原案:高坂希太郎
シリーズ構成:浦畑達彦
美術監督:池田祐二
撮影監督:滝澤竜
色彩設計:鎌田千賀子
編集:寺内聡
音楽監督:本田保則
音楽:蓜島邦明
プロデューサー:中谷敏夫、田村学、油井卓也、丸山正雄
アニメーションプロデューサー:吉本聡
アニメーション制作:マッドハウス
製作:日本テレビ、小学館、VAP



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